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LVMHグループのマネージングディレクター退任へ 在籍23年

By Rachel Douglass

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Toni Belloni, the former general manager of LVMH Group. Credits: Stephane de Sakutin / AFP

LVMHグループのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)の右腕とされるトニ・ベローニ(Toni Belloni)マネージングディレクターが、在籍23年を経て退任することがわかった。

ベローニ氏は近年LVMHグループの執行委員会委員長および取締役も務めている。取締役については4月18日に予定されている年次総会後に退任するという。

なお同氏は現職からの退任後もアルノー会長兼CEOの戦略的ミッションの管轄およびLVMHイタリアの社長としての任務などを含みLVMHの一部の業務を引き続き担当するとしている。

アルノー会長兼CEOはベローニ氏について、LVMHの成長や近年の買収活動にも参画するなど「LVMHの成功の大きな貢献者」であったと説明。

また、「トニは私にとってのなくてはならないパートナーであり、LVMHファミリーの大変大切な一員。これまでのトニの並々ならぬ貢献に感謝を述べたい。彼は今後も私のそばで戦略的ミッションの遂行とイタリア事業の監督を行っていく」とのコメントを発表している。

ベローニ氏は自身の退任を伝えた文書で、LVMHという一流のラグジュアリーブランドグループで指導的役割を担えて光栄だとした上、機会を与えてくれたアルノー氏や在任中に同氏が自分に対し信頼を寄せてくれたことに感謝を述べた。

さらに、「過去20年以上にわたり、この人生経験を献身的で才能ある同僚たちと分ち合うという機会に恵まれた。我々の機敏性と、常に問い続け、高みを目指し、実績を評価する文化はすべてLVMHグループの長期の成功を支える財産であると確信している」と加えている。

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