PVHのCFO、ザック・コフリンが退任。メリッサ・ストーンが暫定後任に就任

PVH Corp.は、最高財務責任者（CFO）のザック・コフリンが、オーディオエンターテインメント企業Sirius XMへの入社に伴い、年末をもって退任することを発表した。コフリンは12月まで現職に留まり、次回の第3四半期決算説明会にも参加する。

同社は後任者の選定をグローバルで開始しており、暫定CFOには、現在グローバル財務計画・分析担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるベテラン幹部のメリッサ・ストーンを任命した。ストーンはPVHで20年以上にわたり、会計担当シニア・バイスプレジデントやアシスタント・コーポレート・コントローラーといった財務部門の要職を歴任しており、今回の移行を監督する。

CEOのステファン・ラーソンは、「ザックのこれまでのパートナーシップと貢献に感謝したい」と述べ、コフリンが同社の成長戦略「PVH+ Plan」を推進し、大幅なコスト効率化を実現した功績を称えた。さらに、ストーンが暫定CFOとして、深い実務および財務の専門知識をもたらすことへの期待を表明した。

コフリンは、PVHの成長軌道に貢献できたことを誇りに思うと述べ、ラーソンのリーダーシップの下で同社が勢いを維持し続けることへの確信を表明した。

PVHは、2025年第3四半期および通期の収益・利益見通しを再確認した。四半期業績については、2025年12月4日に予定されている電話会議で説明される。