リーバイ・ストラウス、ジェフリー・J・ジョーンズ2世を取締役に任命

リーバイ・ストラウス（LS&Co.）は、取締役会がジェフリー・J・ジョーンズ2世を新たな取締役に任命したと発表した。就任は2026年1月21日付となる。ジョーンズ氏は就任後、指名・ガバナンス・企業市民委員会および報酬・人的資本委員会の両委員会に所属する予定である。今回の任命は、同社がDTC（消費者直販）を軸とした企業への戦略的転換を推進する中で行われた。

ジョーンズ氏は、H&R Block, Inc.の社長兼CEO兼取締役として2017年から務めてきた職を2025年12月31日付で正式に退任し、LS&Co.の取締役に就任する。30年以上にわたり5つの異なる業界でリーダーシップを発揮してきた同氏の経歴には、Uber Technologies Inc.のライドシェア部門社長やTarget Corporationのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高マーケティング責任者といった要職が含まれる。ブランド構築、デジタルトランスフォーメーション、顧客体験の向上に一貫して注力してきた実績を持つ。

リーバイ・ストラウスの取締役会長であるボブ・エッカート氏は、今回の任命について、ジョーンズ氏の豊富な組織変革の経験が同社の進化に不可欠であると評価した。エッカート氏は「同氏は業界を超えてブランドと組織を繰り返し強化してきた。LS&Co.をDTCファーストの一流リテーラーへと進化させる上で、同氏のリーダーシップは極めて重要な役割を果たすだろう」と述べた。

ジョーンズ氏は新たな役職への意欲を示し、創業約175年を誇る同社の「未来に向けた大胆なビジョン」と、消費者とのつながりを深める現在の方向性を高く評価した。デイトン大学卒業で、Council for Inclusive Capitalismのメンバーでもある同氏は、消費者インサイトおよびステークホルダー価値に関する豊富な知見を有しており、LS&Co.はグローバルリテール市場における新たな章を切り開くにあたり、その知見の活用を目指している。