モンクレール、期間限定ストア「ハウス・オブ・ジーニアス」開設
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伊ラグジュアリーブランドの「モンクレール(Moncler)」はこのほど期間限定ポップアップストア「ハウス・オブ・ジーニアス(House of Genius)」を東京・ミラノ・パリの3都市でオープンした。同社が掲げる“オフラインとオンライン、調和と多様性の融合によるイノベーティブな顧客体験の追求”を実現するための戦略の一環として企画されたもの。
ポップアップストアは2020年1月末までの限定オープン。期間中、各店舗で国際的に知名度のある著名人を起用しライブイベントなども開催する。
取り扱い商品は「モンクレール・ハウス・オブ・ジーニアス(Moncler House of Genius)」の限定コレクションを含む今年の「モンクレールジーニアス(Moncler Genius)」全ラインの商品。また今冬の新作も発売と同時に追加していく予定。
また洋服以外にもストアが所在する都市を象徴した紋章の入ったヘッドフォンやルービックキューブなど都市ごとに特別にデザインされた限定グッズも販売する。
さらに店内に設置された自動販売機では「モンクレール・ジーニアス」コレクションの参加デザイナーであるピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、リチャード・クイン(Richard Quinn)、シモーン・ロシャ(Simone Rocha)、クレイグ・グリーン(Craig Green)、フランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)がデザインしたTシャツおよびキャンバスバッグを販売。 このほか、デザイナーによるセレクトアイテムの発売も今後予定されているそうだ。
ポップアップストア開設地はミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア、パリのシャンセリゼ通り、東京・渋谷の神宮前の3カ所。「モンクレール」によると、いずれの店舗も周辺都市の中における“創造活動や学び、文化交流の中心地”としてのインタラクティブなスペースとしての活用を企図しているという。
「モンクレール」がミラノ・パリ・東京にポップアップストアを開設
「モンクレール・ハウス・オブ・ジーニアス」はアーティスティックディレクターのフランチェスコ・ラガッディの指揮の下、アートが常設されるギャラリーのオープンスペースをイメージしてデザインされた。永遠に進化し続け、様々な可能性を追求できる空間づくりを目指したもの(「モンクレール」広報)だという。
“They are spaces to meet thinkers, artists, designers and to connect with Moncler through a unique live programme.”
またストアでは、フラワーデザイン、VR彫刻やzine と呼ばれる個人雑誌制作に関するワークショップや講演、パフォーマンス、音楽ライブなど、現地のクリエイターやアーティスト、デザイナーを巻き込んだ想像力を沸きたてるクリエイティブ・イベントを多数展開していくとのこと。
ミラノのストアでは先日イタリア生まれのアーティスト、ヴァネッサ・ビークロフト(Vanessa Beecroft )が演出した、モデルやバレリーナのグループがストアの入るヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアでパフォーマンスを披露するライブイベントを行った。モデルやバレリーナはすべてビークロフトのアイデンティティや欲望、ファッションを表現した「モンクレール」のビンテージ・ジャケットを着用しており、彼女はこのパフォーマンスを「“モンクレール”に対する自伝的な記憶」と称している。
「モンクレール」ポップアップストアの画像はこちらよりご覧ください。
ミラノの「ハウス・オブ・ジーニアス」の画像 : 「モンクレール提供」