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「オープニングセレモニー」、全店閉鎖へ

By Marjorie van Elven

2020年2月6日

米国発のセレクトショップ「オープニングセレモニー(Opening Ceremony )」が世界中の全店舗を閉店すると発表した。同社は昨今、ファッションECサイト「ファーフェッチ(Farfetch )」が保有する、「オフホワイト(Off-White )」「ヘロン・プレストン(Heron Preston)」などのストリートウェアブランドを擁する「ニューガーズグループ(New Guards Group)」に買収されている。

創業者のキャロル・リム(Carol Lim)とウンベルト・レオン(Humberto Leon)は「いろいろな思いがあるが、2020年内にすべての店舗を閉店する」との声明を発表。今後、マルチブランドの中の一ブランドとしてではなく、「オープニングセレモニー」としてのブランドの育成に注力し、新しいパートナーである「ニューガーズグループ」とともにデザインを拡大していきたいとの考え方を示した。

2002年に創業した「オープニングセレモニー」は現在ニューヨークで2店舗を運営するほか、ロサンゼルス、ロンドン、東京にも店舗を構える。自社ブランドに加えて「ロダルテ(Rodarte)」「アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)」「プロエンザ・スクーラー(Proenza Schouler)」など、大小問わず厳選されたブランドを取り扱い、ニューヨークの第一号店は新人デザイナーの人気のスポットとなった。創業者の二人は「ショップ立ち上げの頃は、自分たちの少ない貯金を切り崩してマンハッタンのソーホー地区のまだ未開発のエリアに店を作り、デザイナーの友人たちに服を売らせてくれないかと頼んでいた」とインスタグラムでコメントし「ニューヨーク・ロサンゼルス・ロンドン・東京と、私達のショップはこれまで私達やショップに訪れてくれた人々の人生にたくさんの喜びを与えてくれた」と店舗への思いを綴っている。

また二人は今回の決定の意図について「閉店と聞いて驚いたり、いろいろな解釈をしたりする人がいると思う。究極的を言えば、私達は人々の買い物の仕方が大きく転換している今の時代に、情熱的でユニークなリテールの力をまだ信じている。しかし一方で変化や見直し、刷新の機会が必要であるとも考えている。今回の決定は“オープニングセレモニー”にとって節目となるものであり、パートナーと一緒に一歩引いて我々のリテール展開の今後を見極めていく」と説明している。

画像: Opening Ceremony Facebook