記事の著者 Marjorie van Elven
「オープニングセレモニー」、全店閉鎖へ
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米国発のセレクトショップ「オープニングセレモニー(Opening Ceremony )」が世界中の全店舗を閉店すると発表した。同社は昨今、ファッションECサイト「ファーフェッチ(Farfetch )」が保有する、「オフホワイト(Off-White )」「ヘロン・プレストン(Heron Preston)」などのストリートウェアブランドを擁する「ニューガーズグループ(New Guards Group)」に買収されている。 創業者のキャロル・リム(Carol Lim)とウンベルト・レオン(Humberto Leon)は「いろいろな思いがあるが、2020年内にすべての店舗を閉店する」との声明を発表。今後、マルチブランドの中の一ブランドとしてではなく、「オープニングセレモニー」としてのブランドの...
急成長するリユース衣料品再販市場:仏洋服再販サイト「ヴェスティエール・コレクティブ」マックス・ビットナーCEOに聞く
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リユース(中古)品の洋服や靴に対するネガティブなイメージはいまや一昔前の話になりつつある。米国の大手再販サイト「スレッドアップ(ThredUp)」によると、米国ではリユース衣料品市場が一次流通のアパレル・シューズ市場に比べ過去3年間で21倍のスピードで拡大しているという。また現在の米国におけるリユース衣料品は240億米ドルと推定されているが、5年後には510億米ドルになると予測されており、このまま成長が続けば2028年には米国民が所有する衣料品のうちリユース品の締める割合が13%となり、市場も新品市場の1.5倍にまで膨らむ計算だ。 高い成長性が期待されるだけに、リユース品ビジネスの企業に対しても多くの投資が集まっている。上記の「スレッドアップ」は今年8月に1億7500万米ドルの資金を獲...
「グッチはミレニアル世代に強く依存」−グッチCEO、SNSでインタビュー公開
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グッチ(GUCCI)CEOのマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)がイタリアの名門ファッション専門学校ポリモーダ(Polimoda)制作のインタビュー動画シリーズ「ポリモーダ・デュエット(Polimoda Duets)」に登場した。同シリーズはポリモーダのSNSで公開され、第一回目のゲストはセルビア人パフォーマンスアーティストのマリーナ・アブラモヴィックだった。 インタビュー中、ビッザーリCEOはアレッサンドロ・ミケーレ=クリエイティブディレクター就任後の好調な事業展開について語った。グッチは昨今親会社ケリングの主力ブランドとして事業をけん引しており、昨年の売上高は前年約30%増の800万ユーロ強、営業利益は前年比154%の約33億ユーロと飛躍した。 ビッザーリによると、ミ...
ソニア・リキエルの孫娘ロラ・リキエルがデザイナーデビュー
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仏デザイナーのソニア・リキエル(Sonia Rykiel)の孫娘ロラ・リキエル(Lola Rykiel)が祖母の後を継ぎデザイナーデビューすることがヴォーグ誌(Vogue)の報道により、わかった。初のコレクション「Pompom Paris(ポンポン・パリ)」はシックなスポーツウェアラインとなる予定で、街中からジムまで幅広く使えるトラックスーツやレギンス、フーディーなどのアイテムを展開する。ロラ・リキエルは「大人になってから、自分にぴったりくるスポーツウェアがなかった」とロラはヴォーグ誌の取材でコメントしている。 コレクションは今年11月にpompom-paris.com で発売される。ソニア・リキエルへのトリビュートとして彼女のデザインでよく使われたベロアやマラボーを使用しつつ、これら...
ライクラ、中国に研究開発施設を開設
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米繊維大手のザ・ライクラ・カンパニー(THE LYCRA COMPANY、以下“ライクラ社”)は5月16日、中国・南海に新たな研究開発施設を開設した。新施設は「先端繊維イノベーション・ センター (ATIC)」という名称で、同社が保有する研究施設としては4つ目の拠点となる。同施設では市場調査を活用しながら、アジア地域の織物工場・アパレルブランド・小売店およびアジアに進出する欧米のアパレル企業などがライクラ繊維を使った新織物・衣料品の開発を行う際の技術支援を提供していく。 ライクラ社最高技術責任者のボブ・カークウッドは、「イノベーションや新衣料カテゴリの開発は当社の伝統の一部であり、成功にとって不可欠」とコメントしている。 新施設の面積は4500平方メートルで、施設内には製編、製織、染色...