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「キジック」、初のハンズフリー靴の小売店開設へ

By Rachel Douglass

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Kizik Roamer Glacier. Image: Kizik

手を使わずに履ける靴を開発する「キジック(KIZIK)」が、同社初となるハンズフリーシューズの小売店の開設を計画していることを明かした。また、同時期に合わせて新たに投入したブーツデザインを含む新しいスタイル7点を発売するという。

「キジック」が出展していたハイテク技術見本市「CES 2023」の展示資料で明らかになった。なお、同社はハンズフリーシューズ2点についてもCES イノベーション賞(CES Innovation Awards)を受賞したことを発表している。

「キジック」では現在メンズ、ウイメンズ、キッズ向けのハンズフリーシューズを販売しているが、同社のプレスリリースによると2022年に初のキッズ向けの商品および「Roamer(ローマー)」シリーズを発売したことを受け、同年の売上が前年比270%と急増し、販売数も100万足を超えたという。

さらにThe Newcastle Network(ニューキャスル・ネットワーク)の主導で2000万ドルのシリーズBの資金調達を確保したほか、米育児関連の擁護団体「National Parenting Center(ナショナル・ペアレンティング・センター)」を含む多数の団体から表彰を受けた。

こうした実績について、「キジック」のモンティ・ディアー(Monte Deere)CEOは「2022年は“キジック”チームにとって素晴らしい一年だった。2023年に向けたさらなる自社ブランド成長のための計画があり、大変興奮している」と説明。

さらに「お客様に“キジック”の靴を初めて履いてもらったときに勝る喜びはない。当社のハンズフリーの技術は革新的であり、素晴らしい驚きの反応を引き出すことができる。来年当社第一号となる小売店が開店した際にはフットウエア業界のゲームチェンジャーになることは間違いない。“キジック”のハンズフリーを一度試したら、他の靴は履くのが難しくなるだろう」と加えている。

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