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「コーチ」、シカゴで新しいストアコンセプトの店舗を開設

By Rachel Douglass

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Coach Play Chicago store. Image: Coach

ラグジュアリーブランドの「コーチ(COACH)」は、来店者に“遊んでもらえる”工夫を取り入れた新たなストアコンセプトに基づく店舗を米・シカゴに開設した。

店舗の名称は「Coach Play Chicago(コーチ・プレイ・シカゴ)」。シカゴのリバーノース地区に開設し、新ストアコンセプトを導入した新店舗としては今年初の事例となる。

Coach Play Chicago store. Image: Coach

内装は「コーチ」発祥の地であるニューヨークの建築様式をベースに、シカゴの歴史を思わせる標識や野球のグローブ、劇場の看板などの装飾を施している。劇場の看板は、実際に行われる地域のイベントの開催に合わせ情報が更新されるようになっている。

新店舗では「コーチ」のプレタポルテやバッグ、アクセサリーなどの最新コレクション商品を取り扱う店舗内では、地元アーティストによるレザーグッズ作りのワークショップ・プログラム「Coach Create(コーチ・クリエイト)」や、「コーチ」で販売するバッグに店舗限定のアクセサリーやプリント、モチーフを購入者の好みに合わせて付けられるサービスも提供する。

Coach Play Chicago store. Image: Coach

さらにデザインスタジオ「Skilset(スキルセット)」によるサステナブル仕様の鏡やアーティスト、エリス・マクマホン(Elise McMahon)が手がけたリサイクルレザーを使った椅子も配置するなど、環境に配慮した店舗設計を意識している。

こうした新しいストアコンセプトに基づく店舗は、「コーチ」の“expressive luxury(表現豊かなラグジュアリー)”のブランドポジショニングの体現を企図したものであり、同社は今後、同じコンセプトの店舗を年内にも米国外でも展開していくとしている。(WWD)

Coach Play Chicago store. Image: Coach

昨今「コーチ」では、同社で引き取った使用済み商品の再販や、商品にアクセサリーなどをつけてカスタマイズするパーソナライゼーション・サービスを提供する「Reloved(リラブド)」コンセプトによる店舗をはじめ、さまざまな新戦略を推進している。

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