ギャップ news and archive

米ギャップ社、再建計画で第1四半期増収、通期見通しを上方修正

「ギャップ（GAP）」「バナナ・リパブリック（BANANA REPUBLIC）」などを擁する米ギャップ社（Gap Inc.）の2024年度第1四半期決算は、純売上高が前年同期比3%増の34億米ドルとなった。既存店売上高と店舗売上高はいずれも同3%増、オンライン売上高は同5%増となった。好調な第1四半期の結果を受け、ギャップ社は2024年通期の業績見通しについて売上高と営業利益をそれぞれ前回発表より上方修正した。ギャップ社のリチャード・ディクソン（Richard Dickson）社長兼CEOは書面で、「ギャップ社は主要指標全体において予想を上回る四半期業績を上げた。今第1四半期の結果により、我々は通期に向けた売上高および営業利益の見通しを上方修正する確信を得た」とコメントを発表してい...

人物Featured

米ギャップ、新幹部人事を発表、将来に向け改革推進

米のギャップ（Gap Inc.）は12日、将来に向けた継続的な事業戦略改革として、新たな最高営業・戦略責任者（チーフ・ビジネス・アンド・ストラテジー・オフィサー）および最高人材活用責任者（チーフ・ピープル・オフィサー）の任命を発表した。最高営業・戦略責任者にはエリック・チャン（Eric Chan）氏が任命され、今週から着任している。一方、最高人材活用責任者にはエイミー・トンプソン（Amy Thompson）氏が22日付で就任する。両氏ともギャップの経営陣に加わり、リチャード・ディクソン（Richard Dickson）社長兼CEOの直属として業務にあたるという。新しい幹部人事の発表について、ディクソン社長兼CEOはつぎのようにコメントしている。「ギャップがビジネスにおける厳格さを我...

ファッションFeatured

ギャップがマテル社「バービー」とコラボ

アパレル大手の「ギャップ（GAP）」と玩具メーカーのマテル社（Mattel）が、マテル社の製品と「ギャップ」のシグネチャー・スタイルにインスパイアされたコラボレーション・アパレル・コレクションを展開すると発表した。第一弾として、マテル社の「バービー」をテーマにした「Gap x Barbie」を5月23日に発売する。 Tシャツやスカート、ロゴ入りフーディー、デニム、ボタンダウン・シャツなど大人向けや子供向けの商品に加え、アクセサリー、ペットウエアなどを取り揃える。商品はオンラインショップ「gap.com」や世界に展開する「ギャップ」の限定店舗で取り扱うほか、マテル社のコレクター&消費者向けサイト「マテル・クリエーションズ（Mattel Creations）」でも一部商品を販売する。マ...

小売Featured

コロナは体験型小売を消滅させたのか？

コロナ危機でエクスペリエンシャル・リテーリング（体験型の小売）は終わりを迎えたのだろうか？休業開けの店舗では客数制限のために客がうんざりするほど行列し、店に入れば体温チェックが待っている。（アップルストアなどで実施。）床に貼られた黄色や黒のテープはソーシャルディスタンスを促し、客同士が近くの誰かがくしゃみでもしないかと不安に駆られる。店内の移動は矢印の標識に従って一方通行。店頭には消毒液とおびただしい行数で書かれたコロナ感染予防の注意書きが置かれ、マスクと手袋をした警備員が店内を巡回する。極め付きは会計カウンターで客とレジ店員との間につるされた巨大なビニールシート。買い物の喜びはこうして一つ一つこぼれ落ちていくのである。買い物の「ニュー・ノーマル」数週間の強制休業を経て、人々の買い...