記事の著者 Jaime Martinez
アマゾン、スペインで1200人規模の人員削減へ
マドリード発 – 米Eコマース大手のアマゾンが、スペインで1200人規模の人員削減を計画している。対象となるのは国内の法人オフィスに勤務する従業員で、今週発表された世界的な人員調整プロセスの一環として実施される。 Europa Pressが今朝報じ、各メディアが伝えた情報によれば、アマゾン・スペインは最大1200人の従業員を対象とする集団解雇手続きを開始した。この件について同社はまだ正式に認めておらず、労働組合の代表者からの回答もない。また、この人員削減を円滑に進めるため、同社のスペイン法人は2つの解雇手続きを開始したと報じられている。1つはマドリードに本社を置く子会社Amazon Digital Spain、もう1つはバルセロナに本社およびオフィスを構えるAmazon Spain...
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ザラ、大阪に旗艦店をオープン 日本初のZacaffè併設
マドリード発 – インディテックスグループの主要ファッションブランドであるザラが、アジア市場を見据え、大阪市に新たな旗艦店をオープンし、日本での展開を強化する。この店舗は、地域の文化への敬意を表したデザインが随所に施されており、最大の特徴として、国内初となるカフェスペース「Zacaffè」を併設している点が挙げられる。 日本の南部に位置する大阪市中央区の、賑わいある中心的な商業エリア心斎橋にオープンしたこの新たな旗艦店は、4フロアにわたり1,900平方メートル以上の商業面積を誇る。この新店舗では、ウィメンズおよびキッズのファッションコレクションを展開する。また、スペインを拠点とする同ブランドの新しい店舗コンセプトが導入されており、居心地が良く没入感のある購買体験を提供するために特別に設...
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Recover、H&Mとリサイクルコットンの大規模供給で提携
Recover社のリサイクル繊維。写真:Recover。 マドリード発 – スペイン企業Recoverは、その事業およびビジネスモデルの規模拡大において大きな一歩を踏み出した。同社は、スウェーデンのファッション大手H&Mとの複数年にわたる契約を締結したことを発表した。これにより、『RCotton』のブランド名で販売されるリサイクルコットン繊維をH&Mに大規模に供給することになる。 テキスタイル・トゥ・テキスタイルリサイクルを専門とするスペイン企業Recoverの経営陣は、H&Mとの複数年にわたるパートナーシップを正式に締結したと発表した。これにより、同社のリサイクルコットン繊維『RCotton』をH&Mのコレクションに導入することが可能になる。Recoverは2024年初頭からH&Mと...
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マンゴ創業者急死、息子ジョナサン・アンディックが殺人容疑の対象に
マドリード発 – スペインのファッション大手マンゴの創業者、イサーク・アンディック氏の死を巡る捜査が、大きな転換点を迎えた。マルトレル第5予審裁判所は、同氏の息子であり現副社長のジョナサン・アンディックを本件の容疑者として正式に立件した。この悲劇は2024年12月14日、バルセロナ近郊のモンセラートにある山道の一つを親子が二人きりで歩いていた際に発生した。 当初、カタルーニャ州警察(Mossos d’Esquadra)は、アンディック氏の死因となった転落を事故として処理していた。この見解は、不自然死の捜査における通常の手続きとして2025年3月に事件が再捜査された際も維持された。『El Periódico de Cataluña』紙によれば、5月下旬までに州警察は事故死であったことを再...
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崇高なるピエールパオロ・ピッチョーリ、バレンシアガに「シック」を呼び戻す
マドリード発 – わずか15分余り。これは、バレンシアガの新作コレクション発表ショーの所要時間であり、ピエールパオロ・ピッチョーリが、スペインにルーツを持つこの象徴的なフランスのファッションメゾンの新クリエイティブ・ディレクターとして、メゾン内部で開幕させた新章を披露するのに要した時間である。この新たなフェーズは、ゲタリアの巨匠、クリストバル・バレンシアガとそのメゾンをフランスのオートクチュールの最高峰へと押し上げた、あの「シック」な洗練への回帰によって特徴づけられる。 今回のパリ・ファッションウィークにおけるハイライトとして、ピエールパオロ・ピッチョーリは10月4日土曜日、ケリンググループの主要ファッションハウスの一つであるバレンシアガの新クリエイティブ・ディレクターとしてデビューを...
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ロエベ、ジョナサン・アンダーソン最終年度の売上高は9%増
マドリード発 – LVMH傘下のスペインのファッションブランド、ロエベが主要事業会社であるLoewe SAの2024年度決算を発表した。マドリードを拠点とする同ブランドにとって、英国人デザイナーのジョナサン・アンダーソンがクリエイティブ・ディレクションを率いた最終年度となった本年度は、売上高が過去最高を更新した一方で、利益は大幅に減少した。 経済紙『Expansión』および『Cinco Días』が報じた商業登記所の記録によれば、ロエベの2024年度の総売上高は8億8520万ユーロに達した。これは、2023年度の8億1080万ユーロから9.17%の増加となる。好調な業績ではあるが、2022年度の6億2620万ユーロから29.48%増を記録した前年度と比較すると、成長ペースは著しく鈍化...
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Inditex、2025年前半の商業活動の活発化により利益増加
マドリード - 7月15日午前、ガリシア州アルテイショにあるInditex本社にて、2025年度定時株主総会が開催されました。マルタ・オルテガ・ペレス非業務執行会長が議長を務めたこの会議では、2024年度の年次決算が承認されました。また、企業の成長潜在力を最大限に引き出し、活用することを目的とした、進行中の様々なイニシアチブやプロジェクトについても強調されました。 オルテガ・ペレス氏は、経営幹部やInditex取締役会の主要メンバーに囲まれ、会議の口火を切りました。彼女は、アコルーニャに最初のZara店舗がオープンしてから50周年を迎える祝賀行事について強調しました。この節目は、同社にとってだけでなく、ファッション界、そしてスペインおよび世界の産業と商業のエコシステムにとっても重要な意...
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2020年ファッション業界の課題トップ10
"不安" と "苦悩"。 ファッション業界やそのリーダー達の2020年を予想する言葉はこの二言に尽きるのではないか。2019年には米国を中心に様々なセクターで楽観的な兆しが見え始めていたが、事態はまた元のコマに戻りつつある。 こうした状況が大手コンサルティング会社マッキンゼー(McKinsey )と仏ファッションメディア『ビジネス・オブ・ファッション(Business of Fashion, 以下BoF)』が業界のエグゼクティブやオピニオンリーダー約290人を対象とした調査の結果をもとに作成した最新業界レポート『ザ・ステイト・オブ・ファッション2020(The State of Fashion 2020、以下、レポート)』で明らかになった今年の業界の基本的な見通しである。レポートによる...
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プロノビアス、アシュリー・グラハムとコラボのサイズ豊富なウェディングドレス・コレクションを新発売-多様な体型を意識
マドリード–2017年に英投資ファンドBCパートナーズ(BC Partners)の傘下に入ったスペインのブライダルウェアブランド「プロノビアス( Pronovias)」はこのたび、米国人モデル兼デザイナーのアシュリー・グラハム(Ashley Graham )とコラボレーションした新コレクション“アシュリー・グラハムxプロノビアス(Ashley Graham x Pronovias)” を発表した。米国サイズ0〜34という幅広いサイズで展開するインクルーシブコレクションで、発売は2020年の初めを予定。新コレクションの発売は米国市場における継続的なプレゼンス強化を意識したものだと言う。 アシュリー・グラハムは米国におけるインクルージョン(多様な体型を尊重するという考え方)の“顔”として米...
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