記事の著者 Ole Spötter
【パリ&ミラノ メンズFW】政治的、控えめ、ゴージャス。’24秋冬トレンド総まとめ
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今月、2024年秋冬向けメンズ・ファッションウィーク(FW)がパリとミラノで開催された。ショーでは「アミリ(AMIRI)」「グッチ(GUCCI)」らが茶系や黒系のチャンキー・ニットやタイトフィットのスーツで最近話題の「クワイエット・ビューティー」を探求するなか、一部のブランドからはカラフルで煌びやかなデザインも登場した。 本記事ではパリ&ミラノの最新メンズFWから、FashionUnitedが厳選した最新注目トレンド・レポートをお届けする。 FW24 Menswear (from left): Loewe, Kolor, Sacai Bild: ©Launchmetrics/spotlight フェアアイル・ニット シーズンの始まりを飾ったのは、着心地のいいフェアアイル・ニット。今季の...
水玉、ぬいぐるみ、ディスコナイト。個性濃い目の‘24年春夏NYFWストリート・スナップ
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今月上旬、ファッションの本場NYで開催された2024年春夏向けファッションウィークでゲストたちの多くは奇抜なルックスを封じ、上品なアンサンブルを纏ってデザイナーへの敬意を示した。一方街中では、ロングドレスや落ち着いた色使いに加えて、カラフルな服で個性を表現するファッショニスタたちも。他にも遊び心に溢れたワイルドなルックスも出現。NYでスクープした、注目のルックスをご覧あれ。 リトル・ブラック・ドレス The little black dress in different styles in New York Credits: Launchmetrics Spotlight 1920年代にココ・シャネルがかつて喪服とされていた黒い服をベースにしたドレスを発表して以来、クローゼットの必需品...
【2024年春夏ベルリンFW】未亡人に聖職者、帽子ルック。ベルリンで見つけた旬なストリートスタイル
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ワイルドなテクノミュージックが流れるパーティーやその自由な表現で知られるベルリン。ドイツ有数のトレンド発信地では、伝統的なジェンダーの概念に収まった服やカッチリとしたスタイルなどお呼びでないはずだが、2024年春夏ファッションウィークに沸くベルリンの街角は、普段とは少し違うようだ。 Hat wearers at Berlin Fashion Week. Credit: Ben Mönks (left, centre right and right) and Caroline Kynast for BFW それもそのはず。今季のベルリンでは、キリスト教の神父様や喪に服す未亡人を思わせる上品かつベルリンらしい雰囲気のある装いがトレンドになっているのだ。 The saints of...
テーマは“game”。今回の「ピッティ・ウオモ」は遊び心がいっぱい
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フィレンツェが新たなファッションシーズンに輝いている。ファッション業界は引き続き厳しい状況が続く中、メンズ見本市「ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)」には全体的に好調なムードが漂っていた。104回となる今回の「ピッティ・ウオモ」では、“Pitti Games”をテーマに、遊び心あふれるプレゼンテーションが多く見られた。 主催者であるピッティ・イマジーネ(Pitti Immagine)によると、出展社は825社にのぼり、来場者はおよそ1万2千人となったという。うち40%はイタリア国外からの参加だ。2022年夏開催に比べ、イタリア国外バイヤーは20%増、国内バイヤーも5%増えた。こうした数値はコロナ前の水準に戻りつつあり、ピッティ・ウオモがパンデミックから回復していると、ピッティ・イ...
自然と調和する職人技:フェンディがトスカーナの新工場でメンズウエア新作ショーを開催
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15日夜、「フェンディ(FENDI)」の2024年秋冬メンズコレクションのショーが同社のイタリアの新工場で開催された。 バッグ製造を行う新工場はフィレンツェから車で40分ほどの場所にあるトスカーナ地方のカパヌッチアに位置する。なお、フィレンツェでは今週、メンズ見本市「ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)」も開催されている。 ハンマーやスプレーガン、ミシンの音が響き渡る工場で、単調な低音のテクノビートをバッグに白いコートを着たモデルたちがゲストの前を活歩していく。ショーではまた、作業場以外にも工場内の廊下でもキャットウォークが披露された。 細部にまでわたるクラフツマンシップ 新作は“ものづくり”がキーワードといってもいいほど、ワークウエア関連のアイテムが大半を占めた。巻き尺やツールベ...
「彼女が帰ってくる」:リアーナと「プーマ」とのコラボ復活へ
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「彼女が帰ってくる」——。1日、「プーマ(PUMA)」のアルネ・フロイント(Arne Freundt)CEOはそう発言し、アーティスト、リアーナ(Rihanna)とのコラボレーションの再開を発表した。 2016年の初旬、リアーナは「プーマ」との初コラボレーション・コレクションで、自身の本名ロビン・リアーナ・フェンティ(Robyn Rihanna Fenty)から取った「フェンティ・バイ・リアーナ(Fenty by Rihanna)」を発表。同時期に開催されたニューヨーク・ファッションウィークで披露した。それ以前にも彼女は「プーマ」のゲスト・デザイナーを1年間務めており、彼女が手がけた「クリーパー(Creeper)」モデルが発売後すぐに完売するなど、数々の成功を収めている。 Puma's...
お店へ行こう:ポスト・コロナのアパレル店舗デザイン・トレンドTOP9
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パンデミックが終焉を迎えた後、人々は買い物に訪れる店舗に何を求めるのだろうか?パンデミック前にはサステナビリティやコミュニティづくりは消費者の重要なニーズであった。今年9月に開催されたドイツのファッション小売業界団体BTEの総会「ファッション・エモーション4.0(Fashion Emotion 4.0)」で、今後重要になると思われる9つの小売トレンドが紹介された。 サプライズ 人々は子供の頃からサプライズを楽しんできた。そんな予期せぬ驚きは、店舗でも顧客を楽しませることは間違いない。たとえばブランドイメージには一見そぐわなそうな空間は、顧客に対してサプライズを演出できるだけでなく、その店舗限定商品を販売することも可能だ。 これを取り入れたのが、「エルメス(HERMES)」のポップアップ...
2022年春夏 ストリート&ランウェイに見る最新トレンド
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このほど、ブランド各社の2022年春夏向け新作発表シーズンが幕を閉じた。各都市で開催されたファッションウィークの会期中にはいくつもの新たなトレンドがランウェイのみならずストリートにも出現。ベルリンからニューヨークまで最新ルックスがストリートを飾った。 ファッションウィークで見られた’22年春夏のストリートスタイルを、ランウェイ画像とともにどうぞご覧あれ。 花柄コート パリやミラノなど欧州きってのファッション都市に住む淑女の間では、移り変わりの激しい春夏の天気とは裏腹にコートに花柄を添えるのがイマドキのスタイルだ。とは言え、ただの花柄ではない。軽量な素材のカラフルなバージョンから、濃いめのカラーのシンプルなレザーに明るいカラーの花柄をアクセントに加えたものなど、選択の幅が広い。アクセサリ...
カジュアル&クラシックだけじゃない:‘22年春夏のポロシャツトレンド
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ポロシャツといえば、カジュアルな着こなしには欠かせないベーシックアイテムの代名詞だ。スポーティーでシンプル、なのにTシャツよりもエレガントなポロシャツは、2022年春夏シーズン向けのパリ&ミラノメンズファッションウィークでもランウェイを賑わせ、来夏のトレンドになると予想されている。 本誌では、そんなポロシャツの最新トレンドを紹介する。そこには、みんなそれぞれに気に入るスタイルがある。 オーバーサイズ オーバーサイズは、ポロシャツに手軽にバラエティを加える手法の一つ。2000年代の初めにはスケートボードやストリートウェアの人気に伴い、「ズーヨーク(ZOO YORK)」や「ペレペレ(PELLE PELLE)」などのワイドな横幅のポロシャツが流行した。このトレンドを来夏シーズンに向け復活させ...