Trends news and archive

WGSNとColoroが発表：2027-28年秋冬トレンドカラー

デザイナーたちは現在2026年春夏のトレンドをランウェイで発表していますが、WGSNとカラー専門の姉妹企業Coloroはさらに先を見据えています。両社は2027-28年秋冬シーズンに向けて、4つの主要カラーを予測し発表しました。世界的な複合危機による不安定な情勢が続く中、2027-28年秋冬シーズンの主要カラーは、消費者の安定と方向性へのニーズに応えるものとなっています。感情の幅広いスペクトルを反映し、対照的なニュアンスの相互作用によって、美的効果だけでなく、癒しや再生といった感覚も呼び起こします。「世界的に不確実性と不安定な時代が続く中、消費者の感情や気持ちは、2027-28年秋冬シーズンのカラー選択において重要な役割を果たします」とWGSNのシニアカラーストラテジスト、クレア・...

ファッション

NYFW SS26トレンドカラー：Pantoneが10色の注目色を発表

ニューヨーク・ファッション・ウィーク2026年春夏シーズンは、AI技術の進化や画一化が進む中で、個性を表現することが重要なテーマとなっています。 Pantone Color Instituteによると、デザイナーたちは今シーズン、定番色、鮮やかなアクセントカラー、そして落ち着いたニュートラルカラーを大胆に組み合わせたスタイルを提案しています。この情報は、同研究所のホームページで本日発表されました。 Pantone Color InstituteのエグゼクティブディレクターであるLeatrice Eiseman氏は、「今シーズンのカラーパレットは、実験的な表現を可能にし、ファッションに個性を加える余地を与えてくれます」と述べています。レポートで強調されている5つの主要カラーは以下の通り...

Featured

ファッション

卓球：ファッション界の次なるトップスピン？

卓球は、スポーツ、ファッション、ライフスタイルを融合した次なるテイストメーカーとなることができるでしょうか？長年、テニスはラコステやフィラといった主要ブランドによって、プリーツスカートやベストを纏ったエリートルックを象徴するスポーツとして君臨してきました。テニスは確かに社会の保守的な変化に適応していますが、反動もまた必要とされています。その妹分である卓球は、形式的なルールに縛られることはありませんでした。Donic、Joola、Butterflyといった伝説的な卓球ブランドは時代に合わせて進化を遂げてきましたが、特にレトロなスタイルは多くのインスピレーションを与えてくれます。卓球台におけるファッショナブルなサーブ 90年代から2000年代初頭にかけて、卓球のユニフォームはサッカー...

Featured

ファッション

ソウルファッションウィーク SS26 ハイライト：ネクタイの新たな解釈、透け感、ランジェリー、ドレープ、そして影の演出

25周年を迎えた今シーズンのソウルファッションウィークは、地元ブランドの発表の場であると同時に、今後のトレンドを占う重要なイベントとなりました。実験的なドレーピング、ストリートウェアの主張、そしてスタイリングの要素として繊細に取り入れられたランジェリーなど、韓国の首都の創造的な多様性を称えるパノラマが展開されました。 2026年春夏シーズン公式カレンダーには、CarusoやAndersson Bellといった有名ブランドを含む14のランウェイショーと、74のショールームが掲載され、ブランドはバイヤーに向けてコレクションを発表しました。ドイツファッション評議会とのコラボレーションも大きな注目を集めました。Berlin Showroomでは、Lueder、Richert Beil、Sia...

Featured

ファッション

【’24年春夏ミラノFW】生地&トリミングのキーワードは、「ラグジュアリー」

2024年春夏向けミラノファッションウィーク（ミラノFW）が9月19日〜25日の間、開催された。今季はメジャーなデザイナーに混じって、デビュー作も散見。中でも注目された、サバト・デ・サルノ（Sabato De Sarno）による「グッチ（GUCCI）」クリエイティブディレクター就任後初のコレクションでは、高級な生地やトリミングを使った実用的なデザインが複数お目見えした。また、他の多くのデザイナーの新作にもレザーをはじめ、光沢感や透明感のある生地、フリンジが登場した。そんな今季のミラノFWのキーワード、「ラグジュアリーな素材」の4つのトレンドをピックアップしてお届けする。 1)レザースムースな質感のレザーはドレスやコート、パンツなどに幅広く登場。「アイグナー（AIGNER）」...

Featured

小売

ファッション小売の最新事情

経済活動の再開に伴い、世界中のブランドや小売は激変した実店舗の販売業態に素早く適応するため迅速な決断を迫られている。顧客体験向上のための施策は安全・衛生面の懸念や客が行列を作ることによる問題などのため見直しとなり、メイクアップコーナーや試着室もVR（仮想現実）に変わっている。さらに在庫レベルの管理や製造委託先との強固な関係の再構築なども強く求められている。本記事ではトレンド予測を発信する「トレンドストップ（Trendstop）」が解説するファッション小売業界全体の最新の動きを特集する。実店舗vs デジタルコロナ以前からデジタル戦略に長けてきた企業には営業再開といってもフルに再開とは限らない。ザラ（ZARA）の今年2月〜４月のオンライン事業の売上は前年同期比50％増となり、さらに4...