記事の著者 Alicia Reyes Sarmiento
マヨルカ島発カルミナ、東京・丸の内に新店舗をオープン
1866年創業のマヨルカ島発シューズブランド、カルミナ・シューメーカーは、2025年第4四半期にルクセンブルク、ロンドン、および東京に3つの新たな直営ブティックをオープンし、国際的な事業展開を継続する。 最初のオープンは9月30日で、ルクセンブルク中心部のAvenue Porte-Neuveに開店する。その2週間後の10月15日には、ロンドンのメイフェア地区にあるClifford Streetに新店舗を開設し、3店舗目は11月30日に東京で最も高級な商業エリアの一つである丸の内仲通りにオープンする予定である。 これらの新店舗オープンにより、カルミナは年末までに直営店10店舗のネットワークを構築することになる。店舗はパルマ、バルセロナ、マドリード、パリ、ニューヨーク(Grand...
小売loading...
モルドバン・ブランズ・ランウェイ:新たな才能とローカルな物語、ヨーロッパを見据えるポリティカルデザイン
気温10度近くまで下がり、秋の始まりが感じられるモルドバの首都キシナウで、10月1日から4日にかけて第6回「モルドバン・ブランズ・ランウェイ」が開催された。親欧州路線を強化する選挙の直後に行われたこのイベントは、欧州統合へのモルドバの強い意志を反映し、ファッションをその変革の具体的な象徴として位置づけるものであった。 モルドバは欧州連合(EU)への加盟プロセスを進める中、東欧における投資およびクリエイティビティの新たな拠点としての地位確立を目指している。47の自由貿易協定と、ウクライナへの回廊としての役割増大を背景に、従来のファッションサーキットとは一線を画すインディペンデントファッションや新たな美的な物語が生まれる土壌としての立場も模索している。 ソビエト時代の面影を残すコンクリート...
ファッションFeaturedloading...
23年秋冬シーズンの“最もバズった”ショー
「Is the sky blue? (空は青色?)」その声は、「クレージュ(COURRÈGES)」のショーに現れたモデルたちに向かって尋ねた。彼女たちは皆、下を向いて手に持ったスマートフォンを見つめたまま、舞台を歩き続ける。その光景に、ほとんど誰も気に留ることはなかった。実際、最前列に座る観客たちもいつものようにスマホを握っていたからだ。 ファッションショーにおけるSNSの影響 昨年のソーシャルメディアで最も大きな話題となったショーといえば、紛れもなく「コペルニ(COPERNI)」の2023年春夏コレクションだ。モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)が体にスプレーを吹き付けられ、即興で出来上がった服を着てステージを歩く姿がSNSで広まった。 それから数日後、「コペルニ」は検...
ファッションFeaturedloading...