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パリ五輪、ファッションウィークに影響:ファッションPR会社は語る
パリ五輪が開催される今夏、フランス・オートクチュール&モード連盟(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、FHCM)は2025年春夏パリ・メンズ・ファッションウイーク(以下、パリメンズ)の会期を6月18日〜23日に前倒しした。連盟の公式カレンダーを考慮した結果の対応であったが、それでもなお7月26日に開幕式を控えたオリンピックのファッションウィークへの影響は免れなさそうだ。 FashionUnitedがファッションPR会社に取材を行ったところ、ロジスティック上の問題から2025年春夏のパリメンズへの参加を断念するブランドが増えているとの声が複数から聞かれた。大手ラグジュアリーブランドのキャットウォーク撮影を手がけるファッションPRエ...
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2026年春夏はこの色がくる!英WGSN予測
トレンド予測を手がける英のWGSN社は、同社が運営するカラーシステム「Coloro」の一環として、2026年春夏トレンドカラーを発表した。 選ばれたのは、「Transformative Teal(トランスフォーマティブ・ティール)」、「Electric Fuchsia(エレクトリック・フクシア)」、「Blue Aura(ブルー・オーラ)」、「Amber Haze(アンバー・ヘイズ)」「Jelly Mint(ジェリー・ミント)」の5色。 WGSN によると、2026年は古い観念が覆され、消費者が社会や産業、環境のあり方に急速な変化を求める“方向転換の一年”になるという。今回選ばれた、空気を感じさせる鮮やかな色や自然や地球を象徴する独特な色、そして精神を落ち着かせる色が組み合わさったカラー...
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「シーイン」、IPO前に値上げか
中国ファストファッション大手の「シーイン(SHEIN)」が、差し迫る英国での新規株式公開(IPO)に先駆け商品価格を値上げしていると噂されている。 ロイター通信による市場調査会社エディテット(Edited)への取材で明らかになったもので、なかには値上げ幅が元の価格の3分の1以上と、「ザラ(ZARA)」などの競合を上回るものもあるという。 エディテットによると、6月1日時点の米国における「シーイン」のドレスの平均価格は一年前に比べて28%高い28米ドルであった。 また、英国では前年比15%増の24ポンド、フランス、ドイツ、イタリア、スペインでも前年より36%も値上がりしているという。 値上げに加え、「シーイン」は最近続々とサードパーティーブランド(社外ブランド)の同社プラットフォームでの...
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ポルトガル、靴産業でイタリアの対抗馬に
今後数年間に6億ユーロを靴産業に投資すると宣言しているポルトガルが、イタリアに変わる靴生産地としての地位にのしあがろうとしている。 コンサルタント会社EYパルテノン(EY Parthenon)は調査レポートを通じ、ポルトガルはコスト削減と新しい市場セグメントの開発により、ラグジュアリーフットウェアの主力プレイヤーとなる可能性を発表した。 現在、ポルトガルにおける靴や靴部品および皮革製品関連企業は1,500社にのぼり、靴産業従事者は4万人といわれている。同国で製造された靴の90%は、世界5大陸の173カ国に輸出されている。 ポルトガル政府は「Strategic Plan for the Footwear Cluster 2030(2030年の靴産業に向けた戦略計画)」と題した新たな計画で...
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パリファッションウィークでスニーカーブランドが注目を集める
オリンピックの直前に開催されたパリメンズファッションウィークでは、ランウェイショーと同じくらい多くのオフスケジュールスポーツウェアのアクティベーションや製品の発売が行われました。ファッションとスポーツがこれほど簡単に(そして商業的に)融合したのは、めったにありません。 スニーカーは、コートの外でもランウェイでも大きな話題になりました。以下にハイライトをいくつか紹介します。 アディダス 今シーズン、パリファッションウィークで注目を集めた英国のラグジュアリーブランド、ウェールズ・ボナーは、アディダスとのコラボレーションパートナーシップを継続しています。2025年春夏コレクションでは、デザイナーはカントリーローという新しいフットウェアシルエットを発表しました。このモデルは、カーキのスエードと...
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スクールボーイ、カウボーイ。第106回ピッティ・ウオモに沸くフィレンツェの街角ファッションチェック
テーラリング・トレンドの発信地といわれるメンズウェアの見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(Pitti Imagine Uomo、以下、ピッティ・ウオモ)」は、ダンディな大人たちがご自慢のブレザーやスーツ、ネクタイをお披露目するいまとなっては数少ない“遊び場”だが、一方で会場外では、見本市に現れた斬新なファッションの来場者、通称「ピッティ・ウオモ・ピーコック(Pitti Peacock)」が街を賑わす。彼らのその思わずカメラを向けずにはいられないツイストが加わったクラシックな装いは、ここ数シーズンどんどんと個性的なアプローチを遂げている。熱気に包まれたフィレンツェの街に出没するクジャク男たちの華やかなスタイルを一挙ご覧あれ。 Caps at Pitti Uomo Credits: ©...
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ホイル、鎖アーマー、バブルヘム。2025年リゾートの7大トレンド
ロンドン、ミラノと次々にメンズウェアのファッションウィークが控えるなか、リゾートコレクションの発表時期も終盤を迎えた。出揃ったブランド各社の新作をすべて俯瞰すると、オフシーズンならではのある傾向が見えてくる。それは、ありとあらゆるシーズンレスなカテゴリーのぶつかり合いだ。 特に2025年リゾート・コレクションでは、イブニングウェアとアウターのコンボやビーチとオフィスを掛け合わせたコーディネートなど、この特徴が色濃く反映されている。一見ばらばらに見えるルックスも、全体としてはどことなくまとまりがあるという明確なトレンドがそこには存在する。 Resort 2025: Ulla Johnson, LaPointe and Third Form. Credits: ©...
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【Trendstopレポート】日常に溶け込むスポーツウェア〜2024年秋冬ランウェイトレンド総ま
予測エージェンシー「Trendstop(トレンドストップ)」がお届けする最新ランウェイトレンド。今回は、ブランド各社が発表した2024年秋冬ファッションのランウェイで浮上した、スポーティーでアクティブなウィメンズウェアのトレンドを紹介。 ファッションやストリートウェアの要素を取り込入れて、デイリーに着用できるワードロープへと進化を遂げるスポーツ&アクティブウェア。その優れた機能性はトレンド主導のファッションに新たな用途を付加し、多様化する消費者のニーズに合う着心地と使い勝手の良さを提供する。 ファッション x アウトドア ますます勢いを増す、ファッションとスポーツを融合させたファッション。最新ランウェイでは、アウトドア対応の生地や機能的なデザイン・ディティール、スポーティーなコードを取...
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誕生から45年! 「プレッピー・スタイル」2025年春夏の最新トレンド
信じ難いことに、リサ・バーンバックとジョナサン・ロバートによる『オフィシャル・プレッピー・ハンドブック(The Official Preppy Handbook)』は、来年で出版45年目を迎える。プレッピー・スタイルの起源ともいわれる本書は、発刊時の1980年代アメリカ東海岸のエリート、いわゆるWASP(プロテスタント教徒のアングロサクソン系白人)の服装やライフスタイルを皮肉ったガイドブックであった。一方ファッション界では、ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)やトミー・フィルフィガー(Tommy Hilfiger)らデザイナーに加え、「ギャップ(GAP)」や「アバクロンビー&フィッチ(ABERCROMBIE & FITCH)」といったアパレルチェーンによってプレッピー・スタイル...
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カプリ・ホールディングス第4四半期減収 需要軟化が影響
ヴェルサーチェ(VERSACE)」の親会社カプリ・ホールディングスの2024年度第4四半期決算は、収益が前年同期比8.4%減(実質ベースで同7.9%減)の12億2,300万米ドルとなった。 ラグジュアリーファッションに対する需要が世界的に軟化し、全体的な小売事業の売上が1桁台半ばのパーセンテージで減少した。卸売事業の収益も米州やEMEAの需要低下により18%程度減少した。 なお、タペストリー(Tapestry)との合併取引が取引が完了していないため、来期の業績見通しは発表していない。 今第4四半期業績について、ジョン・D・アイドル(John D. Idol)会長兼CEOは「ラグジュアリーファッションに対する需要の世界的な軟化が第4四半期にも引き続き影響するなか、全体的な結果には落胆して...
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米ギャップ社、再建計画で第1四半期増収、通期見通しを上方修正
「ギャップ(GAP)」「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」などを擁する米ギャップ社(Gap Inc.)の2024年度第1四半期決算は、純売上高が前年同期比3%増の34億米ドルとなった。既存店売上高と店舗売上高はいずれも同3%増、オンライン売上高は同5%増となった。 好調な第1四半期の結果を受け、ギャップ社は2024年通期の業績見通しについて売上高と営業利益をそれぞれ前回発表より上方修正した。 ギャップ社のリチャード・ディクソン(Richard Dickson)社長兼CEOは書面で、「ギャップ社は主要指標全体において予想を上回る四半期業績を上げた。今第1四半期の結果により、我々は通期に向けた売上高および営業利益の見通しを上方修正する確信を得た」とコメントを発表してい...
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「コーチ」親会社タペストリー、第3四半期売上高14億8,000万ドル
「コーチ(COACH)」などを擁するタペストリー(Tapestry)の2024年6月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比2%減の14億8,000万米ドルとなった。売上総利益は11億1,000万米ドル、売上総利益率は74.7%であった。 通期予想については、売上高が66億米ドルとほぼ前年並み(恒常通貨ベースでは前年比約1%増)になるほか、希薄化後1株当たり利益は4.20米ドル〜4.25米ドル(前年比8〜9%増)となる見通し。 また営業利益は2億400万米ドル、営業利益率は13.8%となり、純利益は1億3,900万米ドル、希薄化後1株当たり利益は60セントであった。non-GAAPベースでは、営業利益が2億3,900万米ドル、営業利益率は16.1%、純利益と希薄化後1株当たり利益はそれぞ...
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