【LVMHの2025年度決算分析】DFS売却とセフォラの躍進
LVMHは、冷静な現状認識とともに2025年度を締めくくった。パンデミック後の高揚感に沸いた数年を経て、ベルナール・アルノー率いる同グループの売上高は、報告ベースで5%減の808億ユーロ(約 14兆9,480億円)となった。 この表面的な減少は、ユーロに対するドルおよび円安といった為替変動によって大幅に増幅されたものであるが、既存事業および恒常為替レートで見たオーガニックな業績は1%減と、より底堅い結果を示した。経常営業利益もこの傾向に沿い、9%減の177億ユーロ(約 3兆2,745億円)となった。 為替レートが収益性に与える影響 実質的な業績の主要指標である経常営業利益は、為替変動の直撃を受け、10億6000万ユーロ(約 1,961億円)のマイナス影響を被った。この現象は、オーガニッ...
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